CULTURAL RESOURCE DATABASE

ふじのくに
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西楽寺

神亀元年(724年)、聖武天皇の命を受けて行基によって開かれた、袋井市内最古の寺です。今川義元、豊臣秀吉、徳川家康をはじめとする代々の将軍から手厚く保護されており、格式の高さがうかがえます。寺へとつづく道の手前には『下馬』という石碑が建っています。そこから約200メートル先の本堂までの道の左右には、最盛期には十二坊もの小さなお寺があったといわれ、往時をしのばせます。
本尊は、玉眼(ぎょくがん)の阿弥陀三尊像。日本最古の玉眼の仏像とほぼ同時期に造られた仏像です。玉眼とは、水晶などを細工してはめこまれた目や技法をさし、実際の目に近い感じがとても印象的です。厨子の両脇の四天王像にも玉眼が使われています。拝観には事前連絡が必要となりますが、住職による丁寧な説明を聞くことができ、見どころの多い寺です。本堂(本堂内厨子)、木造阿弥陀如来坐像、木造薬師如来坐像は、県指定有形文化財となっています。

所在地 静岡県袋井市春岡384
問い合わせ先 西楽寺 0538-48-6754
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