毎年2月8日と12月8日に子どもたちによって行われる送り神の行事。全国的な飢饉があった、江戸時代の天明年間に発祥したといわれています。
椿の枝にデックラボーと呼ばれる神様(わら人形)を乗せ、子どもたちが囃(はや)しながら、鉦(かね)を打ち鳴らして曳いていきます。デックラボーはその間、オンビと呼ばれる笹竹で子どもたちに叩かれて、ぼろぼろになってしまします。そうして村のはずれまで送られるのです。それもそのはず、この神様は疫病神に見立てられているからです。
子どもたちが「おおくらどーのチャンチャコチャン」とお囃子を唱えながら歩く姿はなんとも可愛らしく、見ていると笑みがこぼれます。
新居地区では、大倉戸のほかに松山・内山地区でも昭和30年くらいまで続いていましたが、現在は大倉戸地区のみとなりました。国選択無形民俗文化財に指定されています。(撮影:倉田 誠)
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大倉戸のチャンチャコチャン
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