磐田市東部の磐田原台地東縁にある、県下有数の平地性淡水池沼。
沼周辺はかつて湿地帯として広がっていた地域で、人間によって干拓され、水田として利用されていた一方、沼自体も灌漑用の水源として使われました。1985年に環境省のアメニティタウンモデル地区として市が指定され、これを契機として、沼を保護する市民運動が活発化し、沼とその周辺区域の自然を保護する方針が決まったという背景があるために、経済的な立地条件の良さがある地域に存在しているにも関わらず、沼とその周辺区域に大規模な開発の手が入ることなく現在まで存続させることができたと言えます。
沼周辺には、多くの動植物が生息しており、ベッコウトンボをはじめとするトンボの種類は71種類にも及びます。これは県内のトンボ3分の2以上、国内の3分の1以上の種類に相当し、3月下旬から12月中旬にかけて見ることができます。また、マガモなどの野鳥、魚類、水生植物、その他の生物も多く生息し、まさに自然の宝庫です。<br />桶ケ谷沼とその周辺は、平成3年に静岡県の自然環境保全地域に指定されています。
CULTURAL RESOURCE DATABASE
ふじのくに
文化資源データベース
- 湖・池・沼
- 磐田市
桶ケ谷沼
所在地 | 磐田市岩井315 |
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URL | https://okegayanuma.com/ |
問い合わせ先 | 桶ケ谷沼ビジターセンター 0538-39-3022 |
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