西行(さいぎょう)法師は、平安時代末期の歌人。新古今和歌集に最も多くの歌が選ばれており、なかでも優れた歌のひとつといわれる一首が碑に刻まれています。「年たけてまた越ゆべしとおもひきや命なりけりさやの中山」。この歌は、西行69歳の作。文治3年(1186年)の奥州への旅の途中、生涯二度目となる中山峠越えを歌ったものです。
人生の感慨がしみじみと歌われており、また、かつて東海道の三大難所と呼ばれた小夜(さよ)の中山峠越えがいかに大変な道のりであったことがわかります。
小夜の中山は早くから東海道の歌の名所として知られており、以後も数々の歌が詠まれています。周囲には、ほかにも松尾芭蕉の句碑をはじめ様々な人たちの碑があります。合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
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ふじのくに
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- 掛川市
西行法師の歌碑(小夜の中山公園)
所在地 | 静岡県掛川市佐夜鹿 |
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問い合わせ先 | 掛川市役所観光・シティプロモーション課 TEL 0537-21-1121 |
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