望嶽の碑の東隣に、昭和54年、富士市の海岸に打ち上げられたデラティック号の錨があります。
昭和54年(1979)10月19日、ゲラティック号は、清水港より救援米を運ぶ途中、台風20号に遭遇し、強風と高浪により船体は立圓寺南方の柏原海岸に直立のまま打ち上げられました。救助を求める二人の船員の遵い生命も奪われました。
当時、新聞・テレビのマスコミにも登場し、日曜、祝日には、5万人の見物人がこの地を訪れ、売店十数軒が出店するなど、近郊はもちろんのこと、東京・愛知・山梨より見物人が押しかけました。
船体は六ヶ月間を要して解体処理され、ここに遭難者の慰霊を祀り、碑を建てました。
遭難の事実を後世に伝える貴重なものといえます。
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ゲラティック号の錨と遭難誌
所在地 | 静岡県富士市西柏原新田72 |
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問い合わせ先 | 富士山観光交流ビューロー TEL 0545-64-3776 |
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