片山廃寺跡は、有度山西麓に造られた奈良時代の寺院の跡です。
調査の結果『境内のほぼ中央に南側から金堂(中心的建物、本尊を安置)・講堂(法要や教典の講議を行なう建物)・僧房(僧侶が居住する建物)が配置されていたこと』『境内のまわりは木の柱を支柱にした板塀がめぐっていたこと』『火災によって建物が焼失しその後再建されなかったこと』が分かっています。
各施設の規模・屋根瓦の特徴・出土した土器などをもとに推定される時代から駿河国国分僧寺であるという説や、塔が見つかっていない点などから別の施設であったなど諸説があります。
また、片山廃寺で使用する屋根瓦を焼いた「宮川瓦窯跡群」も見つかっています。
現在は、金堂跡の基壇・礎石が復元公開されています。
CULTURAL RESOURCE DATABASE
ふじのくに
文化資源データベース
- 遺跡
- 静岡市
片山廃寺
所在地 | 静岡県静岡市駿河区大谷字片山 |
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URL | http://www.city.shizuoka.jp/deps/bunkazai/bunkazai_tyousa_katayamahaiji_index.htm |
問い合わせ先 | 054-221-1066(生活文化局文化スポーツ部文化財課) |
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