飛行機といえば、1903年に人類初の有人飛行を実現させたライト兄弟が有名ですが、それよりも前に空を飛んだという伝説を持つ人物が浮田幸吉(うきた こうきち)です。
幸吉は、江戸時代の宝暦7年(1757年)、現在の岡山県玉野市八浜で生まれたといわれれ、仕事の合間にハトを眺めているうち「人も空を飛べたら」と思い始めたようです。
幾多の試作を繰り返した後、天明5年(1785年)岡山城近くの橋から飛び立ち、数メートルの滑空に成功したといわれています。滑空後には川原で夕涼みをしていた群集の中に落下したともいわれ、騒ぎを起こした罪で町から追放されてしまいました。
その幸吉が落ち着いた先が、現在の磐田市にあたる見付(みつけ)の宿で、弘化4年(1847年)に人生を終えたと言い伝えられています。
住居跡の立て看板のほか、そこから約200メートルのところにある大見寺(だいけんじ)には、幸吉の墓、また本堂内には、空を飛んだ飛行機の半分の大きさといわれる想像模型があります。
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ふじのくに
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鳥人浮田幸吉住居跡
所在地 | 静岡県磐田市見付 |
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