藤枝宿商店街を中心とした旧市街地エリアの複数箇所で様々な上演に触れる演劇祭を開催する「藤枝宿世代をつなぐ商店街づくり実行委員会」が、白子名店街を中心に、旧東海道沿いに暮らす人をゲストに迎え、インタビュー形式で人の記憶・まちの記憶を辿る動画を制作しました。
公募により選ばれた2人の劇作家は、インタビュー映像のほか、まちあるきやリサーチを通して周遊型のショートストーリーを執筆します。（周遊型演劇とは、劇場などで観客が座って鑑賞する演劇と異なり、観客が「役者」や「案内人」と、まちや建物の中を実際に歩きながらストーリーを楽しむ演劇のことです。）
このショートストーリーは、2024年3月2日(土)、3日(日)の「藤枝ノ演劇祭3」で発表します。
動画「藤枝ノ街道生活史」
商店街の物語を執筆する2人の劇作家
一宮 周平（いちのみや しゅうへい）さん
神奈川出身 脚本・演出・俳優
/PANCETTA 主宰
人間の身体を駆使し、表現の可能性を示唆する。装置のない空間に存在する音・光・身体がつくり出す時間は、観る者の想像を喚起し独特の世界へと導く。また日本特有の文化、言葉を多彩に活用し、類を見ない表現を追求する。生でこそ価値のあるものづくりを念頭に面白さを追求し続けている。若手演出家コンクール2018 最優秀賞、観客賞。
廣川 真菜美さん（ひろかわ まなみ）さん
京都出身 俳優・演出家
/maars inc. 主宰
大学卒業後に俳優を志し文学座付属演劇研究所に入所。卒業後は俳優の運転手を経て、舞台では市原佐都子/Ｑ、庭劇団ペニノ、JACROWといった気鋭の団体に参加。2020 年の話題作、足立紳監督『喜劇 愛妻物語』瀬々敬久監督の『なりゆきな魂、』等の映画やWebCMなど映像作品にも積極的に参加。2023 年に演劇創作団体 maars inc. を立ち上げ、第一回公演を上演。
