アーツカウンシルしずおかの主催事業「マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)」は3年目を迎え、今年も9月から県内各地で「旅人(アーティスト等)」の滞在がはじまります。これまでの2年で、参加してくれたホストは延べ28団体、旅人は延べ99人となりました。
最近では、「滞在後もホストと旅人の関係が続いている」、「旅人自身の活動にも変化が生まれている」というエピソードを耳にする機会も増えてきました。
せっかくなので、旅人のみなさんともっとざっくばらんに話をする機会をつくりたい、そこで聞き出すエピソードはもっと多くの人にも聞いてもらいたい、と思いつき、このたび「MAW茶会」と題したインスタライブを配信します。
たった一週間の出会い(MAW)で一体何が起きていたのか、それが次につながっているのか/いないのか、旅人の方から直接お話を聞いていく公開インタビュー。肩肘張らず楽しくシェアする機会になればと考えています。
第7回 MAW茶会
〜マイクロ・アート・ワーケーションのその後をゆるゆると追いかけるインスタライブ〜
第7回のゲストは、2022年度に御殿場市に滞在した旅人、安里槙さんです。
美術家の安里さんは、主に光、水、風といった形のない自然現象に興味を持ち、自然の法則や人をとりまく環境・文化的状況について、身体感覚や空間知覚をもとに制作を行っています。
MAW滞在後も自主的に御殿場を訪れ、地域との交流を続けているという安里さん(その様子はMAWnoteで更新してくれています!)。2023年11月には、御殿場で得たインスピレーションをもとに企画した展覧会を開催しました。
展覧会の会場となったGotemba Apartment Storeは、アートや本に囲まれて思い思いの自分時間を過ごせるカフェですが、2023年にグランドオープンしたばかり。2022年のMAWでは、「旅人」たちがそのオープン準備を手伝っている様子がnoteに記されていました。
MAWから1年。ここで安里さんが企画した展覧会は、作品展示のほかに「地域とアートの関わり方」を探るトークイベントも開催されており、地域へ向けた目線も感じ取れます。
今回のMAW茶会では、そんな安里さんの地域への目の向け方や、MAWのご縁をきっかけに続く静岡県での活動について伺っていきます。
ぜひ、みなさんもお茶やお菓子などを持ちよってご参加ください。
配信日時 | 2024年 1月 26日(金) 20時〜21時予定 |
配信アカウント | https://instagram.com/artshizuoka |
ゲスト | 安里槙(美術家) |
聞き手 | 立石沙織、若菜ひとみ(アーツカウンシルしずおか) |
ゲストプロフィール
安里 槙
1984年沖縄県生まれ。美術家。沖縄県/千葉県在住。2008年に琉球大学(人間科学科)を卒業後、沖縄県立芸術大学(絵画専攻)へ進学。2015年同大学院修了。2016年-2017年ミュンヘン美術院研究生。主に光、水、風といった形のない自然現象に興味を持ち、自然の法則や人をとりまく環境・文化的状況について、身体感覚や空間知覚をもとに制作を行っている。主な個展に「shadows and colors」(Die Färberei、ミュンヘン)など。またマレーシア国立美術館(クアラルンプール)、Galeri Soemardja(バンドン)、98B COLLABoratory(マニラ)でのグループ展等に参加。
安里さんの御殿場市で滞在中の様子