昔々の話ですが、このクスノキの大穴の中で大蛇と大蝙蝠(おおこうもり)が「このクスノキの主はおれだ」と互いに言いはりました。そのために大蛇と大蝙蝠は次第に仲が悪くなり、ついに大ゲンカとなってしまいました。
大蛇は長い体で大蝙蝠をぐるぐると強く巻きつけ、大蝙蝠も負けじと鋭いキバで大蛇の体に食いつき、この戦いは三日三晩も続いたといわれています。そして大蛇も大蝙蝠も血だらけになり、ついに力がつきはててしまいました。
なお、クスノキの空洞の中には、そのときに流したと思われる血のあとがあるといわれています。(現地案内板参照)
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昔話『大蛇と大蝙蝠の戦い』
所在地 | 細江神社 静岡県浜松市北区細江町気賀996 |
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