箱根湯本・早雲寺(そううんじ)で亡くなった宗祇を、弟子・宗長(そうちょう)たちが、裾野市桃園の『定輪寺(じょうりんじ)』に埋葬しました。それ以降定期的に法要が行われています。
飯尾宗祇(いいおそうぎ)は、室町時代の高名な『連歌師』(連歌:数人で歌を順番に詠む短歌遊び)で、西行(さいぎょう)、松尾芭蕉と並んで日本を代表する漂泊の詩人のひとりです。
諸国をめぐって連歌の普及に功を残したとされ、かの松尾芭蕉の旅も、宗祇の影響を受けていると伝えられています。
『定輪寺』は、宗祇と深い縁があるお寺で、弘法大師・空海(くうかい)が開創したとされ、境内には宗祗の墓所である小さな五輪塔や、宗祇没後450年、500年祭建立の「なべて世の風をおさめよ神の春」と「世こそ秋ふじはみゆきの初嵐」の句碑があり、直筆とされる写経も伝わっています。また、『定輪寺』は桜も有名で、毎年3月末から4月末にかけて本堂前のシダレザクラがとてもきれいな花を咲かせています。
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宗祇墓所と桜(定輪寺)
所在地 | 静岡県裾野市桃園154 |
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問い合わせ先 | 定輪寺 TEL055-992-0264 |
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