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ふじのくに
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天竜浜名湖鉄道

東海道線掛川駅と新所原駅をつなぎ、浜名湖の北側を通る67.7キロメートルの天竜浜名湖鉄道は、国鉄二俣線として昭和10年(1935年)から昭和15年(1940年)にかけて敷設されました。転車台・車庫、駅舎やプラットホームをはじめ橋梁(きょうりょう)やトンネルなど、2011年現在、全線にわたって36施設が国の登録有形文化財となっており、全国でもトップクラスの登録件数となっています。
天竜浜名湖鉄道は、通称『天浜線(てんはません)』と呼ばれ、車窓から見える四季折々の風景、カタンコトンと響く電車の音、有人駅では地元高校生が駅員と談笑する姿、長い停車時間の間に乗客が運転手と交流する場面など、どこか懐かしい温もりある鉄道として親しまれています。魅了される人は少なくなく、県外から訪れる人もいます。
39ある駅のうち有人駅は7駅(2011年現在)。無人駅のひとつを地域交流の拠点として活用し、連日駅舎を清掃している方は「もっと駅を好きになってもらいたい」と笑顔で話すなど、昭和の貴重な鉄道遺産として走る天竜浜名湖鉄道は、人と地域をつなぐ鉄道として多くの人々に大切にされています。

所在地 (天竜二俣駅)静岡県浜松市天竜区二俣町阿蔵114番地の2
URL http://www.tenhama.co.jp/
問い合わせ先 天竜浜名湖鉄道株式会社 053-925-6125
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