田園地帯の一画に残る典型的な中世土豪屋敷跡。一辺が約70メートルの方形居館で、周囲に土塁がめぐらされています。戦国時代、同地域の土豪であった柏木氏の屋敷跡とされています。
背後に境川(大場川)を控え、四方に土塁と水堀を巡らし、中世土塁屋敷の形態を現在も保っています。
虎口(城の入り口)は四方に向かって設けられ、土塁は南方において高さ1.5メートルを有しています。
柏木家は奈良時代に韮山の江川家とともに裾野の茶畑に来たといわれていて、代々茶畑の浅間神社の神職を務め、国時代には駿東一帯を支配していた葛山氏から神領をまかされていたようです。
現在はゲートボール場(コミュニティ広場)となっています。
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ふじのくに
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柏木屋敷跡
所在地 | 静岡県裾野市茶畑 |
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問い合わせ先 | 裾野市生涯学習課 TEL055-994-0145 |
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