浜名湖の北側を通る67.7キロメートルの天竜浜名湖鉄道は、国鉄二俣線として昭和10年(1935年)から昭和15年(1940年)にかけて敷設され、2011年現在、全線にわたって36施設が国の登録有形文化財となっています。
その中のひとつのこの橋梁(きょうりょう)は、二俣本町駅から約1キロメートル南西方向の天竜川に、南北方向にかかっています。天竜浜名湖鉄道沿線の橋梁の中では最も長く、トラス橋の形式をとる唯一のもので、竣工は昭和16年(1941年)となっています。
製作プレートによると、南端の上路鈑桁(じょうろばんげた)の製作は、昭和10年に株式会社横河橋梁製作所の東京工場で、八幡製鉄所と日本鋼管株式会社の鋼材を使用して製作されていることが判明しています。(公式ガイドブック参照)
なお、鉄道専用の橋となっているため、人が通行することはできませんが、橋梁の西側には国道362号に架かる鹿島橋が併走しており、その景観は鉄道ファンおすすめの撮影スポットとなっています。
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ふじのくに
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天竜川橋梁
所在地 | 静岡県浜松市天竜区二俣町鹿島485-2、二俣町鹿島544地先 |
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URL | http://www.tenhama.co.jp/ |
問い合わせ先 | 天竜浜名湖鉄道株式会社 053-925-6125 |
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