CULTURAL RESOURCE DATABASE

ふじのくに
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松崎町内のなまこ壁通り周辺

 松崎といえば、なまこ壁の街並みが有名です。
なまこ壁とは、民家、土蔵などの外壁のひとつの様式で、建物の壁面に平瓦を並べ、継ぎ目に漆喰をかまぼこ型に盛りあげて塗ってあるもので、その形が海にいる『なまこ』に似ていることから名付けられたといいます。
白と黒のコントラストが独特の美しさを感じさせます。松崎の風情を代表するこの通りは、なまこ壁の建物が連なり、まるで懐かしい時代へ迷い込んだようなノスタルジックな気分になります。
もともとなまこ壁は防火用の工法で、湿気にも強く、蔵などに最適でした。壁が厚いほど裕福な家といわれていた頃もあったようです。
近年、生活様式の変化や老朽化により数が少なくなってはいるものの、松崎町には今もなお多くのなまこ壁の建物が母屋として、土蔵として、人々の日常生活のなかに溶け込んで、残っています。

所在地 静岡県賀茂郡松崎町松崎
問い合わせ先 松崎町観光協会 TEL 0558-42-0745
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