犀ヶ崖(さいががけ)は、元亀3年(1572年)、三方原の戦いに敗れて浜松城に逃げ帰っていた徳川勢が、この周辺に野営していたといわれる武田勢を急襲して破ったと伝えられる古戦場で、県指定史跡となっています。
当時の犀ヶ崖は、東西約2キロメートル、幅約50メートル、両岸は絶壁で、その深さは約40メートルに及ぶといわれ、地理を誤った武田勢は、この崖に落ちて多くの人馬を失ったと伝えられています。
地元には、「雪が降っていた当日、徳川勢が犀ヶ崖に白い布の橋を架け、本物の橋と見誤った多くの武田軍兵士が転落していった。」という伝説が残り、付近の『布橋(ぬのはし)』という地名はこの伝承に由来するといわれています。
CULTURAL RESOURCE DATABASE
ふじのくに
文化資源データベース
- その他
- 浜松市
犀ヶ崖古戦場
所在地 | 静岡県浜松市中区鹿谷町 |
---|---|
問い合わせ先 | 犀ヶ崖資料館 053-472-8383 |
著作権について
本サイトの著作権は、(公財)静岡県文化財団(アーツカウンシルしずおか)が有しますが、掲載されている画像、文章等の著作権は、制作者である登録者・登録団体に帰属します。文章や画像等の無断転載及び複製等の行為は著作権侵害にあたりますので十分ご注意ください。
免責事項について
「ふじのくに文化資源データベース」に掲載されている情報において、アーツカウンシルしずおかは利用者がこのデータベースの情報を用いて行う一切の行為について、何ら責任を負うものではありません。
また、当データベースは、予告なしに内容を変更又は削除することがあります。あらかじめご了承ください。