大正9年(1920年)に誕生した遠州銀行は、いくつかの銀行の合併を経て設立した、当時の遠州地方最大の銀行です。
本店の建物竣工は昭和3年(1928年)。設計は浜松市出身の建築家で、韓国や関東大震災後の東京で活躍し、県内では公共施設を中心に手掛けた『中村與資平(なかむら よしへい)』、施工は清水組(現清水建設)です。3年後には同じメンバーで、静岡市に旧静岡三十五銀行本店を建設しています。
旧遠州銀行本店の建物は、昭和20年(1945年)6月18日の浜松大空襲で辺り一面が焼け野原になるも焼失をまぬがれ、『静岡銀行浜松営業部』として現在も使用されています。本格的な鉄骨鉄筋コンクリート造の建物としては県内初の貴重な作品で、浜松市指定文化財となっています。
なお毎年10月には、建物のライトアップとロビーを開放したコンサートが開催されています。
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旧遠州銀行本店(静岡銀行浜松営業部)
所在地 | 静岡県浜松市中区田町322-7 |
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問い合わせ先 | 静岡銀行浜松営業部 053-454-2111 |
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