旧富士川町岩淵(現富士市)出身の勝呂平右衛門が創設した土木工事施工会社で、明治15年(1882年)の富士川堤防改修工事を皮切りに、東海道本線富士川橋梁の工事に携わったことで、勝呂組の名が知られるようになり、芝川水系の発電施設の一部を請負っています。
道路橋で最初に手掛けたのが、この安倍川橋で、その一年後に富士川橋も竣工します。他に大井川橋、旧宇津ノ谷隧道昭和第一トンネルの建設を行ない、いずれも現存します。
建築分野は、大正2年(1913年)静岡地方裁判所竣工し、中村設計の静岡市役所本館と静岡県庁本館の施工を担当し、大きな業績を残しました。
1962(昭和37)年、別子建設(株)と合併して住友建設(株)が発足し、現在更に合併が進み三井住友建設(株)となっています。
CULTURAL RESOURCE DATABASE
ふじのくに
文化資源データベース
- その他
- 静岡市
勝呂組
所在地 | 静岡県静岡市葵区追手町9-6 |
---|---|
問い合わせ先 | 054-221-2455 |
著作権について
本サイトの著作権は、(公財)静岡県文化財団(アーツカウンシルしずおか)が有しますが、掲載されている画像、文章等の著作権は、制作者である登録者・登録団体に帰属します。文章や画像等の無断転載及び複製等の行為は著作権侵害にあたりますので十分ご注意ください。
免責事項について
「ふじのくに文化資源データベース」に掲載されている情報において、アーツカウンシルしずおかは利用者がこのデータベースの情報を用いて行う一切の行為について、何ら責任を負うものではありません。
また、当データベースは、予告なしに内容を変更又は削除することがあります。あらかじめご了承ください。