宮崎製糸は、新居町(現湖西市)出身の宮崎柳吉(みやざき りゅうきち)によって、明治26年(1893年)に設立されたガラ紡(ぼう)工場に始まります。のちに製糸工場へ転換し、明治37年(1904年)に鷲津工場を建設。のちに湖西を代表する製糸会社に発展しました。
現存する建物は鷲津工場の赤レンガ倉庫1棟のみで、生糸の原料である繭を保存するための乾繭(かんけん)倉庫として使われていたものです。
そのレンガの積み方をよく見ると、レンガの長い方向を横に並べた段と、短い方向を横に並べた段を交互に積む『イギリス積』で、アーチ形の窓や出入口がアクセントになっています。壁には耐震補強の水平ラインが施され、現在は多目的ホール『浜名湖れんが館』として市民に利用されています。
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ふじのくに
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旧宮崎製糸鷲津工場乾繭倉庫
所在地 | 静岡県湖西市鷲津479-31 |
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問い合わせ先 | 湖西市役所産業振興課 053-576-1215 |
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