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ふじのくに
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波小僧

昔、遠州灘の底にすんでいた妖怪の海坊主が、ある長雨続きの時、陸地の奥まで遊びにいきました。ところが急に天気がよくなって、海坊主は帰れなくなってしまいました。
考えた末、村人に「私を海に連れっていってくれるのなら雨を降らせたり、雨の降るときは波の音で知らせます。どうか私を海に連れていってください。」と頼みました。
そこで村人たちは海坊主を海に連れていってあげました。そのころから天気の変わるときに波の音が聞こえるようになったとされます。

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