林叟院草創の地から、年老いた修験者の勧めで賢仲繁哲禅師と移転場所を探して坂本のこの地に来ると二人は立ち止まりました。老木の生い茂った山の頂、岩間を流れる清水・・二人の心の中にはここが林叟院の新しい土地であることを悟ったのです。
禅師が思わず声を上げて「これこそ林叟院が永遠に安立すべき聖地でありましょうよ」と老人に呼びかけるとその時すでに老人の姿はなく、禅師ただ一人が山間の静寂に包まれていたのです。禅師はこのことを永く伝え残すためにこの老人を『山神様』とし守護神としてお祀り擦ることに決めました。老人が立ち禅師と話を交わし、忽然と姿を消したといわれる石は『山神石』、その傍らにあった杉の木は『山神杉』です。
※林叟院には開山堂の木像、禅堂、焼津市の文化財、長谷川法永の墓・・・があります。
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林叟院の山神血脈石
所在地 | 静岡県焼津市坂本1400 林叟院 |
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