昔、浜名湖北の久留米木の川沿いに竜宮へ通じているといわれる大きな淵がありました。田植えの時期には、淵から小僧が出てきて手伝ってくれました。村人たちは竜宮小僧と呼び、かわいがり、手伝いのお礼にごちそうをしました。ところが小僧はたで汁だけは嫌いました。ある日一人の村人がこっそりたで汁を食べさせると小僧は死んでしまいました。かわいそうに思った村人は、小僧を村の木の下に葬りました。すると木の根元から水が湧き、その水は棚田を潤し、村に多くの恵みをもたらしたということです。
CULTURAL RESOURCE DATABASE
ふじのくに
文化資源データベース
- 民話
- 浜松市
竜宮小僧
所在地 | 静岡県浜松市北区引佐町久留米木棚田 |
---|---|
問い合わせ先 | 県文化政策課 054-221-3340 |
著作権について
本サイトの著作権は、(公財)静岡県文化財団(アーツカウンシルしずおか)が有しますが、掲載されている画像、文章等の著作権は、制作者である登録者・登録団体に帰属します。文章や画像等の無断転載及び複製等の行為は著作権侵害にあたりますので十分ご注意ください。
免責事項について
「ふじのくに文化資源データベース」に掲載されている情報において、アーツカウンシルしずおかは利用者がこのデータベースの情報を用いて行う一切の行為について、何ら責任を負うものではありません。
また、当データベースは、予告なしに内容を変更又は削除することがあります。あらかじめご了承ください。