CULTURAL RESOURCE DATABASE

ふじのくに
文化資源データベース

八幡野八幡宮・来宮神社社叢

この社叢は、日本列島の暖かい地域の海岸線から遠い所に成立する、照葉樹林の典型的な状態を示しています。林をつくる高木としては、ウラジロガシ・アラカシ・スダジイ・タブノキ・イチイガシなどがみられます。 また、高木にからみつくツル植物として、カギカズラ・フウトウカズラ・テイカカズラなどがみられます。林床には、リュウビンタイ・ハナミョウガ・モロコシソウ・オオヌスビトハギ・ハイホラゴケなどがみられます。
これらの植物の中で、植物分布上注目すべき種類は、カギカズラ・リュウビンタイ・モロコシソウなどです。なかでも、大型のシダ植物であるリュウビンタイは、この社叢が日本列島における北限自生地です。この社叢は、ヒトの活動の影響をうけていない、自然の状態が保たれている樹林として貴重なものです。
指定昭和9年8月9日
案内板より

所在地 伊東市八幡野1
URL https://www.city.ito.shizuoka.jp/gyosei/bunka_supotsu/bunka/bunkazai/1/5421.html
問い合わせ先 伊東市文化財管理センター TEL 0557-36-2182
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