江戸時代後期の代官・江川太郎左衛門英龍(坦庵)がペリー来航に伴い、江戸湾の防備が急務と幕府に進言して、品川沖にお台場を整備することになりました。そこに設置する大砲を製造するため、安政2年(1855)に築いた溶解炉が国指定史跡『韮山反射炉』です。品川台場に配備されたものを中心に、多くの鉄製砲がここで鋳造されました。
現在は高さ16メートルの煙突と、幅5メートル・縦5.6メートルの炉が残っています。使用されている耐火煉瓦は、1,700度の高熱に耐えうるほどの優れたものだといわれています。現在でも、鉄以外の金属の精錬に使われています。
休日や観光シーズンには多くの人々が訪れる人気のスポットです。
※令和2年10月1日~令和3年10月31日まで修復工事を実施します。工事中は覆いがかかるため遠くから見ることはできませんが、見学者用の足場を設けてあります。ガイダンスセンターは通常どおり開館しています。
CULTURAL RESOURCE DATABASE
ふじのくに
文化資源データベース
- 旧産業施設
- 伊豆の国市
韮山反射炉(国指定史跡・ユネスコ世界文化遺産)
所在地 | 静岡県伊豆の国市中字鳴滝入268-1 |
---|---|
URL | https://www.city.izunokuni.shizuoka.jp/bunka_bunkazai/manabi/bunkazai/hansyaro/ |
問い合わせ先 | 韮山反射炉ガイダンスセンター TEL 055-949-3450 |
著作権について
本サイトの著作権は、(公財)静岡県文化財団(アーツカウンシルしずおか)が有しますが、掲載されている画像、文章等の著作権は、制作者である登録者・登録団体に帰属します。文章や画像等の無断転載及び複製等の行為は著作権侵害にあたりますので十分ご注意ください。
免責事項について
「ふじのくに文化資源データベース」に掲載されている情報において、アーツカウンシルしずおかは利用者がこのデータベースの情報を用いて行う一切の行為について、何ら責任を負うものではありません。
また、当データベースは、予告なしに内容を変更又は削除することがあります。あらかじめご了承ください。