『ひよんどり』は『火踊り』がなまったものと伝えられ、寺野ひよんどりは、400年近く前から伝承される五穀豊穣や無病息災を祈る祭礼です。神楽と田楽の諸演目で構成されており、通称『三日堂』と呼ばれる直笛山宝蔵寺(ちょくてきざんほうぞうじ)で保存会の人々が演じます。
現在13番が残されていますが、なかでも、3匹の鬼が松明(たいまつ)をたたき消す『鬼の舞』は、全国的にも珍しいとされています。山深い厳しい寒さの中、暗闇の中で火をたたくその姿は、豪快にして厳粛な空間を醸し出します。
なお、同じ浜松市北区引佐町の『川名のひよんどり』や隣接する浜松市天竜区懐山の『懐山のおくない』との共通点が多く、これらは一括して、『遠江のひよんどりとおくない』として、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
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寺野ひよんどり
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