CULTURAL RESOURCE DATABASE

ふじのくに
文化資源データベース

願成就院跡

 『願成就院(がんじょうじゅいん)』は高野山(こうやさん)真言宗の寺院。山号は天守君山(てんしゅくんざん)。鎌倉時代初期に鎌倉幕府初代執権・北条時政によって源頼朝の奥州藤原氏討伐の戦勝祈願のために建立されました。境内は国の史跡に指定されています。
鎌倉時代の仏師・運慶(うんけい)の数少ない作品が残る寺で、『木造阿弥陀如来坐像(もくぞうあみだにょらいざぞう)』『不動明王及び二童子立像(ふどうみょうおうにどうじりゅうぞう)』『木造毘沙門天立像(もくぞうびしゃもんてんりゅうぞう)』は国宝に指定されています。その他にも様々な寺宝を所蔵しています。
当時の建物は戦国時代の戦乱により焼失し、復元されたものも残っていませんが、仏像だけは奇跡的に残り、今日まで大切に守られています。
目を閉じると、戦乱の世の喧騒が聞こえてくるようです。

所在地 静岡県伊豆の国市寺家83-1
URL https://ganjoujuin.jp/index.html
問い合わせ先 願成就院 TEL 055-949-7676
ページの先頭へ