CULTURAL RESOURCE DATABASE

ふじのくに
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長楽寺護摩堂(木造馬頭観音座像)

長楽寺(ちょうらくじ)は、弘法大師 空海(こうぼうだいしくうかい)が約 1200 年前(大同年間) に山肌で陽光に輝く一枚岩を霊地として開基したと伝わっています。護摩堂には長楽寺の御本尊で ある浜松市指定文化財の「馬頭観音座像(ばとうかんのんざぞう)」/鎌倉時代・木造が祀られてい ます。境内には、県指定名勝の『満天星(どうだん)の庭』があり、江戸時代建立の客殿や室町時 代の土塀などは往時の姿を今に伝える古刹です。御本尊はかつては山上の本堂より街道と浜名湖一 円を守護していました。像高は 86.7 センチ、等身大の檜材一木割矧造り(ひのきざいいちぼくわ りはぎづくり)。頭部に頂く馬が全身像である珍しい作例で、観音さまの全身に貼られた金箔など 制作当時の面影が多分に残っています。

所在地 静岡県浜松市北区気賀7953-1
問い合わせ先 長楽寺 053-522-0478
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