CULTURAL RESOURCE DATABASE

ふじのくに
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指月殿

『指月殿(しげつでん)』は、この地で非業の死を遂げた鎌倉幕府二代将軍・源頼家(みなもとのよりいえ)の冥福を祈り、母の北条政子(ほうじょうまさこ)が建立した寺で、伊豆最古の木造建築といわれています。
『指月殿』の後方の石段を登ると、2代将軍のお墓があります。
『指月殿』の『指月』とは経典を意味し、禅家が愛用している『不立文字(ふりつもじ)』を解く言葉だそうです。
本尊である『釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)』は、県指定文化財に指定され、蓮の花を持った『禅宗式(ぜんしゅうしき)』という珍しい形をしており、杉を中心にした寄木造りで高さ203センチもあり、この種の像としては伊豆最大のものといわれています。
修善寺を代表する観光名所として知られ、映画やおとぎ話にでてきそうなその外観は、単に古く傷んでいるという印象ではなく、現在に至るまでこのお堂が経てきた長い歴史の重みを感じます。

所在地 静岡県伊豆市修善寺934
問い合わせ先 伊豆市観光協会修善寺支部 TEL055-872-2501
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