『逍遙書屋(しょうようしょや)』は昭和3年(1928年)に『双柿舎(そうししゃ)』内に建てられました。
明治の文豪である坪内逍遙(つぼうちしょうよう)は、早稲田大学創立の功労者であり、文学部の開設者。
文学では『小説神髄(しょうせつしんずい)』『当世書生気質(とうせいしょせいかたぎ)』を出版して、わが国の近代小説の端緒(たんしょ)をつくりました。
劇作家としても新風を吹きこみ、『シェークスピア全集』を翻訳したことでも有名です。
『双柿舎(そうししゃ)』は、熱海をこよなく愛した逍遙が、大正9年(1920年)から昭和10年(1935年)に亡くなるまでの約15年間を過ごした住居。
『逍遙書屋』は、和洋漢を折衷した特異な景観で、逍遙自身が設計した建物だそうです。1階部分のみ公開され、逍遙の年譜や写真が展示されています。塔上には、シェークスピアの句から思いついた鋳金の翡翠(かわせみ)の風見(かざみ)(風の吹く方向を知る道具)がついています。
白を基調とした外観がとてもモダンな印象を受けます。
CULTURAL RESOURCE DATABASE
ふじのくに
文化資源データベース
- 旧家・旧施設
- 熱海市
逍遙書屋(双柿舎内)
所在地 | 静岡県熱海市水口町11-17 |
---|---|
問い合わせ先 | 熱海市生涯学習課 TEL 0557-86-6232 |
著作権について
本サイトの著作権は、(公財)静岡県文化財団(アーツカウンシルしずおか)が有しますが、掲載されている画像、文章等の著作権は、制作者である登録者・登録団体に帰属します。文章や画像等の無断転載及び複製等の行為は著作権侵害にあたりますので十分ご注意ください。
免責事項について
「ふじのくに文化資源データベース」に掲載されている情報において、アーツカウンシルしずおかは利用者がこのデータベースの情報を用いて行う一切の行為について、何ら責任を負うものではありません。
また、当データベースは、予告なしに内容を変更又は削除することがあります。あらかじめご了承ください。