静岡県島田市川根町抜里（ぬくり）の五輪大菩薩（ごりんだいぼさつ）は、勝負ごとにご利益があるとされています。
この五輪大菩薩には、伝説が残っています。
戦国時代初期、この地には平家の末裔、佐々木盛綱が住んでいました。
盛綱の家臣だった五エ門（丹原森山家の先祖）はこの地に住む、豪農・仁エ門の年貢について代官と話がもつれ、代官所に使者を派遣することになりました。
代官所に行く使者に「嘆願が叶ったら傘を広げて合図、叶わなかったら閉じて合図をする。」と約束し出かけさせ、五エ門は抜里の伊奈山から下流を毎日眺めていました。
数日後、嘆願が叶った使者は嬉しさのあまり勘違いをし「傘を閉じて」合図をしてしまいました。五エ門は、嘆願が叶わなかった無念さにその場で自害をし、帰ってきた使者も自分の間違えに気づき自害しました。
二人を葬った場所がこの地とされています。
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五輪大菩薩
| 所在地 | 静岡県島田市川根町家山 |
|---|---|
| 問い合わせ先 | 0547-53-2220（島田市観光協会 川根支所） |
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