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ふじのくに
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椿姫観音

椿姫(つばきひめ)は、第5代引馬城主となった『お田鶴の方』のことをいい、永禄11年(1568年)、家康との戦いにおいて侍女18名とともに奮戦するも討ち死にしたといわれています。家康は亡骸を手厚く葬って塚を築き、家康の正室であった築山御前(つきやまごぜん)は塚の周りに100本余りの椿を植え、供養を営んだと伝えられています。そして毎年美しい花を咲かせたことから椿姫塚と呼ぶようになったようです。
御堂は当初、昭和19年(1944年)に建立されたようですが、戦災により焼失し、昭和27年(1952年)に再建されたものとなっています。
観音像がまつられた小さな御堂には花が手向けられており、地域の人々の御堂に対する気持ちが伝わってくるようです。

所在地 静岡県浜松市中区元浜町
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