油山寺(ゆさんじ)は、約1,300年前に行基により開山されたと伝えられる真言宗の古刹です。かつて、山からは油が出ていたといわれ、そのことから「あぶらやま」と呼ばれ信仰を集めてきたようです。また、天平勝宝元年(749年)、時の帝『孝謙天皇』が眼病平癒を祈願し、境内の『るりの滝』の水で目を洗浄したところ全快したと伝えられるなど、眼病にまつわる伝説があることから、目の霊山として広く知られています。
広い境内には国指定文化財の山門や三重の塔など数多くの文化財があり、本堂(薬師本堂)は建久元年(1180年)に源頼朝公の寄進により建立されたと伝えられています。現在の建物は元文4年(1739年)に再建されたものとされており、県の指定文化財となっています。
また堂内には、本尊の薬師如来坐像を安置した厨子(ずし)があり、製作は室町時代末期と考えられており、国指定重要文化財となっています。
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ふじのくに
文化資源データベース
- 寺
- 袋井市
油山寺薬師堂
所在地 | 静岡県袋井市村松1番地 |
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URL | https://yusanji.jp/ |
問い合わせ先 | 油山寺 0538-42-3633 |
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