現在、磐田市となっている敷地(しきじ)村は、明治22年(1889年)に周辺の5カ村が合併して誕生しました。
旧村役場の建物は、昭和11年(1936年)建設の木造2階建で、水平方向に板を張った下見板張り(したみいたばり)の洋風建築です。中央に玄関ポーチ、窓は左右対称に設けられています。
玄関を入ると土間で、目の前にカウンターが並び、公衆溜所(こうしゅうだまりしょ)になっていました。そして広い執務室には、村長室と食堂がありました。2階は35畳の板の間と21畳の和室からなっており、板の間は議場や投票会場に、床の間付きの和室は会合や小児検診にも使われたといいます。その後、役場の建物は、豊岡村東公民館として使われていました。
また、役場の背面には、大正3年(1914年)に敷地村役場石造文庫として建築された古い石蔵があります。
現在、両建物とも使われておらず、内部は非公開となっており、外観のみ見学をすることができます。
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旧敷地村役場
所在地 | 静岡県磐田市敷地782-2 |
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問い合わせ先 | 磐田市教育委員会 文化財課 0538-32-9699(土日祝は休み) |
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