CULTURAL RESOURCE DATABASE

ふじのくに
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だいだらぼっち

むかし、だいだらぼっちというそれはそれは大きな男が住んでいたと、伝わります。
どれほど大きいかと言われれば、あぐらをかけば1里(4キロメートル)の毛もくじゃらの足が土にめりこみ、立ち上がれば頭は雲の上に突き抜け顔も良く分からなく、もちろん力はとても強かったとされます。
そんなだいだらぼっちは、ある日、夕日を受け七色に輝く富士山をみて「おれの住む秋葉山より美しくて高いじゃないか。」と叫びました。根はやさしいが負けん気が強い大男は、一晩で富士山より大きい山を造るといいます。
「だいだらぼっちは、力持ち。大きなぼっちで、山一つ。うんとこしょ。どっこいしょ。」
そう言いながら、近江(滋賀県)まで土を運びに行きました。
しかし、いくら大男で力持ちと言えども、腹も減りのども渇きます。
引馬野の馬舟(現:浜松市中区富塚町)辺りにこんこんと湧き出る泉がありました。だいだらぼっちは、遠州灘に足を突っ込み右手で植わっていた杉をなぎ倒し、左手は海岸に付かがみ、水を飲みました。すると砂浜に左手がめり込み、手形のような湖ができました。それが後の浜名湖になったとか。
握り飯を口に入れると、小石が歯に当たりそれを吐き出すと、浜名湖に落ち小さな島になり、それが礫島(つぶてじま)になりました。
やがて、朝日が昇ると富士山は七色に輝き、秋葉山は富士山の影になってしましました。
それを見て怒っただいだらぼっちは、土の入ったぼっちをなげました。その土が落ちて、舘山寺の大草山に、地団太を踏んだ場所が三方原台地になったそうな。
写真提供:静岡県観光協会

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