春野町犬居に伝わる伝統的な民俗行事。市の指定無形民俗文化財で、毎年5月5日端午の節句の夜に行われます。その昔、町内の近くを流れる気田川の増水で堤防が決壊しそうになった際、2匹の竜が体を張って住民を守ったという言い伝えから行われるようになりました。
お祭り当日は、朝から龍勢社(りゅうせいしゃ)と呼ばれる町内の男衆総出で、河原の竹・柳・レンゲの花・ヨシなどで約30m長の竜を作ります。夕刻、龍勢社は小休止をはさみながら町内をひき回していきます。男児初節句の家の前では見せ場の祝いの練りをし、犬居橋までひき回します。そして最後に橋から川に投げ込まれます。
真っ直ぐに川を流れ行く光景はまさに竜が泳ぐ姿そのもの。そして聞こえてきた「今年の龍勢社には良いことがありそうだ」の声。竜を見守る町内の人々の思いが伝わってきます。地元住民中心のお祭りですが、人々の絆を感じられる素敵な町のお祭りです。
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ふじのくに
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犬居のつなん曳
URL | http://www.youtube.com/watch?v=EQS1NQahBag |
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