かつて井川大日峠には献上茶を保存するお茶壺屋敷があり、「山口・大般若・志賀・捨子・金森・一文字・玉虫・楊柳・清香」などの呼び名で知られた名器の茶壺にお茶を詰めて厳重に警護し保存されていた。
標高1200mの山奥に貯蔵した理由は、冷蔵庫のない時代のために自然の冷蔵庫として最適だったからだとか。
大日峠のお茶壺屋敷からは、「駿府のお茶壺道中」と呼んで御茶道師によりお茶壺が大切に運ばれ、「口切りの儀式」として御茶壺が開封され吟味された後、駿府城に運ばれて家康公が飲用したという。
平成14年(2002)に井川大日峠の広場にお茶蔵が復元されている。
ふじのくに家康公 観光事典より
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ふじのくに
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井川大日峠お茶蔵
所在地 | 静岡市葵区井川3033 |
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