曹洞宗藤谷山宿蘆寺は、文正元年(1466)に佐田城(堀江城)の城主、堀江久実が創建し、普済寺(中区広沢一丁目)から招かれた命天和尚が開山した。寛永年間(1624~1643)に旗本の大澤基宿が当地に葬られてからは、大澤家の菩提寺となり、江戸時代を通じて繁栄した。最盛期には、39の末寺を従えていたが、明治時代以降、末寺の多くが廃絶し、現在に至る。
境内には、宝永元年(1704)の建立の庫裡をはじめ、本堂、鐘楼など、貴重な建物が多く残っている。伽藍の中心となる本堂は、安永5年(1776)の建立で、寄棟造りの初期のものとして貴重な残存例である。本堂の屋根は桟瓦葺きで、正側三面に一間半の広縁が巡る堂々とした造りをみせている。
なお、境内の参道石段の傍らには石仏が並べられられいるが、これらの石仏は周辺地から運ばれたものである。
はままつ石塔めぐりより
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ふじのくに
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- 寺
- 浜松市
宿蘆寺
所在地 | 浜松市西区庄内町721 |
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