宗安寺は、本坂通(姫街道)市野宿の町並みから北へ約900mにある曹洞宗の寺院である。永禄・天正年間に市野氏開祖である市野惣太夫真久(実久)を開基とし、潜龍恵湛が開創したといわれる。永禄11年(1568)に徳川家康に仕えた真久は、慶長5年(1600)に遠江国の代官となり、同9年に市野村に屋敷地を賜ったという。屋敷地は延宝8年(1680)の「浜松領分絵図」に記載されており、宗安寺の西南100m付近にあったとされるが、正確な位置は不明である。その後、代官職と惣太夫の名は、真次・真利・真防と受け継がれている。宗安寺には真久、真次・真利・真防が葬られ、五代真則以後は江戸駒込勝林寺を葬地としている。
はままつ石塔めぐりより
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ふじのくに
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宗安寺
所在地 | 浜松市東区市野町167-1 |
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