富士山南面裾野上部における白山桜の一変形に属する代表的巨木(日本最大級のヤマザクラ)で、若葉は赤色、花ははじめ淡紅色、後に白色となります。樹齢800年以上とされ、往時は樹高35m、幹回り8.5mの巨木であったといわれます。昭和27年3月に国の天然記念物に指定されました。
名称は、建久4年(1193年)に源頼朝が挙行した富士の巻狩りの際、狩宿を設け馬から下りた場所といわれていることに由来します。下馬の際、桜に馬を繋いだといわれていることから「駒止めの桜」とも呼ばれています。
開花時期は毎年4月下旬で、多くの花見客でにぎわいます。地元では、周辺の田に菜の花を栽培し、花見時期前から景観づくりに努めており、これも今では風物詩となっています。
CULTURAL RESOURCE DATABASE
ふじのくに
文化資源データベース
- 木
- 富士宮市
狩宿の下馬ザクラ
所在地 | 静岡県富士宮市狩宿91 |
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問い合わせ先 | 富士宮市教育委員会文化課 TEL 0544-22-1187 |
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