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ふじのくに
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『独鈷の湯』付近の景観(修善寺)

修善寺温泉といえば修善寺の観光名所であり、温泉街のシンボルともなっている『独鈷の湯(とっこのゆ)』です。
桂川に湧く修善寺温泉の起源とされる温泉で、平安時代に『弘法大師(こうぼうだいし)』として知られる『空海』が開いたとされています。
この『独鈷の湯』のある修善寺温泉は、古くから文人墨客に愛された街で、伊豆半島において、もっとも歴史ある温泉場となっており、伊東や熱海と並んで『日本百名湯』にも選ばれています。
かつて修善寺温泉には7つの外湯がありましたが、昭和20年代には『独鈷の湯』を残すだけとなりました。
そこで、2000年に外湯の復興計画として完成したのが『筥湯』。ここは実際に入浴することができる温泉施設です。その昔、幽閉中の源頼家が北条氏の刺客に襲われた際、筥湯に入浴中だったという逸話が残っています。修善寺へのお参りや、桂川沿いの散策途中に気軽に立ち寄れる温泉です。
また『独鈷の湯』近くには、かつて外湯の一つであった『河原湯』『杉の湯』も復活し、足湯として修善寺の温泉を気軽に楽しめる場所になっています。
ほかにも、付近には『竹林の小径』と呼ばれる竹林の小道があり、両脇に並ぶ竹林を眺めながら、美しく整えられた石畳を歩くことができます。すぐ脇には桂川も流れており、渓流が心地良く流れる音に癒されます。小径の脇には、軽食を楽しむ場所や、土産店なども多く立ち並んでいます。竹林を楽しんだ後も、ゆっくり風情のある街並みを眺めながら散策することができます。竹林は約30メートル程度続いています。
規模は小さいですが、昔の温泉場の情緒にあふれている心和む場所です。

所在地 静岡県伊豆市修善寺
問い合わせ先 伊豆市観光協会修善寺支部  TEL055-872-2501 
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