茶詰めの儀は、安倍・藁科川流域の山間地で栽培された本山茶を茶壺に詰める儀式です。茶壺は儀式の後、静岡市葵区井川の大日峠にあるお茶蔵で秋まで保管、熟成されます。井川大日峠のお茶蔵は標高1,200メートルの冷涼な環境にあり、この地で本山茶は、香り高く風味を深めていきます。
美食家として知られる徳川家康公はその味を愛し、御用茶として城へ献上させていたといわれています。
この故事にちなんだイベントが、春と秋に開催されます。
春に行われるのが『茶詰めの儀』です。厳かな雰囲気の中、茶師が丁寧にお茶を詰めていく姿に、思わず息を飲み見入ってしまいます。
そして秋、家康公を祀る久能山東照宮で行われる『お茶壺道中行列』、『口切りの儀』へとつながっていきます。
茶産地の静岡県で最も長い歴史のある本山茶。その歴史を肌で感じられるイベントです。
CULTURAL RESOURCE DATABASE
ふじのくに
文化資源データベース
- 地域の風俗習慣
- 静岡市
茶詰めの儀
所在地 | 駿河区曲金5-4-70 |
---|---|
問い合わせ先 | 駿府本山お茶まつり委員会 TEL 054-288-8440 |
著作権について
本サイトの著作権は、(公財)静岡県文化財団(アーツカウンシルしずおか)が有しますが、掲載されている画像、文章等の著作権は、制作者である登録者・登録団体に帰属します。文章や画像等の無断転載及び複製等の行為は著作権侵害にあたりますので十分ご注意ください。
免責事項について
「ふじのくに文化資源データベース」に掲載されている情報において、アーツカウンシルしずおかは利用者がこのデータベースの情報を用いて行う一切の行為について、何ら責任を負うものではありません。
また、当データベースは、予告なしに内容を変更又は削除することがあります。あらかじめご了承ください。