八坂神社祇園祭は、京都八坂神社の祇園祭をほとんどそのままに伝承する祭礼。応徳2年(1086年)から900年以上の伝統をもっているといわれています。
祭礼は、本社と旧神社のあった青谷(あおや)との間で神興の渡御の行事を中心に行われます。獅子を先頭に、天狗、笛、神輿などの行列に続き、色鮮やかな花飾りをつけ、祭囃子もにぎやかな山車が従い八坂神社へと練り歩きます。
山車の先頭には、一文字笠・扇子の姿をした『警護(けいご)』と呼ばれるお役人がつきます。警護は各区を代表する最高の権威者。相互の儀礼、言葉、あいさつはとても大切に伝承されており、その独特な口上、一つ一つ丁寧な所作は見入ってしまいます。
夜になると、山車は花飾りをすべて取り払い、幻想的な姿に変身。満勝寺を参拝して21時までに神社に入り、夜遅くまでお囃子や曳き回しが続きます。
古式ゆかしい風俗を今に伝える神仏混合の貴重な祭礼。祇園囃子と祭礼行事は静岡県無形民俗文化財に指定されています。
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八坂神社祇園祭(掛川市中地区)
URL | http://www.youtube.com/watch?v=h36sTHVJll4 |
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