賀久留(かくる)神社は、平安時代の『延喜式』(えんぎしき)にも記される古い神社。その威厳を示すかのように、境内には樹齢800年の御神木の夫婦楠をはじめ、多くの古木があります。
毎年10月には、古式豊かに伝統を守りながらの例大祭が行われます。この神社独特の珍しい神事は、室町時代の中頃から続くといわれ、14時から始まる大祭行列『神幸祭(しんこうさい)』が最大の見どころ。獅子や、南蛮風の衣装を着た拝王子(はいおうじ)と鉄砲撃ち、傀儡子(かいらいし デコ様)、四神鉾(しじんほこ)、旗・幟(のぼり)など総勢約100人の行列の後に3台の山車が続きます。神社から約800メートル離れた御旅所(休憩所)まで、古式ゆかしい装束と音曲で、お囃子もにぎやかに約1時間かけて粛々と進みます。
途中には、古式神事『田草の舞』・御旅所手前で拝王子と獅子の競争で農事を占う儀式も行われます。
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賀久留神社例大祭
問い合わせ先 | 賀久留神社 053-485-2361 |
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