CULTURAL RESOURCE DATABASE

ふじのくに
文化資源データベース

掛塚まつり(貴船神社)

江戸時代から明治時代にかけて繁栄した掛塚地区にある貴船神社の例大祭。
掛塚は、廻船業を中心として栄え町民の財政も豊かだったことから、造られた屋台は豪華絢爛たるもの。金箔が施され、名工による彫刻、手刺繍の天幕など、職人技の粋が集められています。その見事な造りに魅せられて県外から訪れる人も珍しくなく、屋台に見入る姿が数多く見られます。
地元の方に掛塚まつりの見どころを聞くと「曲がるところ」と話します。それもそのはず、町内の道は、屋台と人が通るのにいっぱいの道幅。傷つかないように布が巻きつけらた曲がり角もあるほどです。そこを舵のない屋台が、地面を削り取るかのごとく轟音をあげて通り抜ける様は圧巻です。
夜になると、昔ながらの伝統を守り提灯にはろうそくの灯が入ります。ゆらめく灯が屋台をいっそう情緒豊かにし、華麗な京都流のお囃子と相まって人々を魅了します。
なお、掛塚祭屋台囃子は、静岡県指定の無形民俗文化財となっています。

URL http://www.youtube.com/watch?v=RrafNuOvrEM
問い合わせ先 掛塚まつり本部(磐田市商工会竜洋支所) 0538-66-2524
ページの先頭へ