伊豆半島には人形三番叟を上演するところが七ヶ所あります。なかでも『突っ込み』と呼ばれる一人遣いの人形三番叟を演ずる海名野神明神社の人形三番叟はもっとも古い遣い方で、三人遣いとなる以前の型を伝える貴重なものです。
仁科川上流の中区海名野にある神明社で執り行われ、毎年11月2日夜、3日朝の2回、三番叟が奉納されるもので、江戸時代から続いているといわれています。
人形の演じ手は地区若衆で組織され、三体の人形のうち、千歳と翁はそれぞれ1人が袖突っ込み式で操り、尉(暴れ三番)は前半2人、後半3人、退場は2人で操ります。祭神や先祖、自然に対する感謝と五穀豊穣や家内安全、国土安穏、天下泰平悪疫払いを祈願しています。
平成29年3月29日に静岡県無形民俗文化財に指定されました。
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西伊豆町中区海名野の人形三番叟
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