昭和7年(1932)、農兵節(のうへいぶし) の普及を記念して、三島水明会によって建立されました。書は平井源太郎(ひらいげんたろう)で、農兵節の原詞である『富士の白雪 朝日に溶けて 三島女郎衆の 化粧水』と刻まれています。
白滝公園(しらたきこうえん)内にあります。
昭和初期、源太郎は、矢田孝之とともに韮山代官江川英龍に端を発し、農兵調練が三島で行われた江戸末期の故事にあやかり、街道筋で歌われていたノーエ節に、三島にまつわる歌詞と農兵踊りを振り付け、三島民謡として農兵節を売り出します。
その宣伝の方法は独特で、源太郎自身が韮山笠、陣羽織姿で、大小の刀を腰に差し、大阪や東京を闊歩し、農兵節と一緒に箱根大根をはじめとする地元野菜の宣伝も行いました。
源太郎の街道宣伝やレコードのヒットやラジオの普及などにより、昭和初期、農兵節は全国に知れ渡り、「三島」といえば「農兵節」と言われるほど有名になりました。
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農兵節の原詞が刻まれた石碑
所在地 | 静岡県三島市大宮町1-1(白滝公園) |
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問い合わせ先 | 三島市観光協会 TEL055-971-5000 |
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