田遊びとは、年の始めにその年の豊作を祈願して田作りから刈り入れまでの稲作過程を模擬的に演じてみせる神事芸能。森町一宮の小國(おくに)神社では、毎年1月3日に旧社家36軒の氏子の人達により奉仕され、静岡県無形民俗文化財および、国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財となっています。
舞殿の中央に大太鼓を置いて田に見立て、黒の烏帽子に白装束のいでたちで、素鍬(しろくわ)、畔塗り(あぜぬり)、代掻き牛(しろかきうし)、苗草寄せ、苗草蒔き、苗草踏み、種まき、祝詞(のりと)、苗賛め(なえほめ)、世などよう(よなどよう)、鳥追い、歌おろしの全12段の演目が演じられます。
小國神社の田遊びは素朴で芸能的色彩が薄く、唱え言を中心とした見立て芸が古態をしのばせてくれます。
なお、田遊びの終了後には、舞殿から参拝者に餅投げなどが行われています。
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小國神社田遊祭
URL | http://www.okunijinja.or.jp/ |
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問い合わせ先 | 小國神社 0538-89-7302 |
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