奥山半僧坊の名で親しまれている方広寺(ほうこうじ)は、建徳2年(1371年)に開かれたと伝えられ、60ヘクタールという広大な寺域を有する名高い寺です。
境内にある三重の塔は、大正12年(1923年)、京都の篤志家『山口玄洞(やまぐち げんどう)』氏の寄付により建立されたものです。
山口氏は大阪でラシャ問屋を営み、第一次世界大戦中に財をなしましたが、間宮英宗(まみや えいじゅう)管長の忠告で好景気のうちに商売を手控えました。後に停戦とともにあちらこちらで倒産者が相次ぐ中、忠告を守った山口氏は独り難をまぬがれ、その後も社業が発展したと伝わっています。
そのような故事から、三重の塔は『倒産よけの塔』として全国の財界人がお参りにくる場所となっているようです。
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三重の塔(方広寺)
所在地 | 静岡県浜松市北区引佐町奥山1577-1 |
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URL | http://www.houkouji.or.jp/ |
問い合わせ先 | 方広寺・奥山半僧坊 053-543-0003 |
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