裾野溶岩流が佐野川に浸食されてできた景ヶ島渓谷の末端に、屏風岩と呼ばれる柱状節理の岸壁が、高さ10m、幅70mの範囲で広がっています。柱状節理とは、溶岩流が冷やされ収縮することで生じた5角形や6角形の柱状の亀裂のことを言います。佐野川の流れにより溶岩流が浸食されたことによってその内部構造が露出し、直接観察することができる学術的にも、教育的にも価値の高いものであり、富士山の周辺の自然観察で、静岡県を代表する火山活動の地質・鉱物学的な価値のある標本です。渓谷を流れ下る水は屏風岩の前にたまり、穏やかな水面に屏風岩を映し出し、溶岩と水が織りなす美しい自然の屏風を作り出しています。水面は光の加減によってコバルトブルーの神秘的な色合いに彩られます。
CULTURAL RESOURCE DATABASE
ふじのくに
文化資源データベース
- 岩
- 裾野市
景ケ島渓谷屏風岩の柱状節理
所在地 | 静岡県裾野市葛山 佐野川沿い |
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問い合わせ先 | 裾野市生涯学習課 TEL055-994-0145 |
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