『興国寺城跡(こうこくじじょうあと)』内にある『穂見神社(ほみじんじゃ)』は興国寺城本丸北側(天守台下)にたち、その右には興国寺城初代城主の『北条早雲碑』と、最後の城主である『天野康景碑』、標柱、説明板があります。
『穂見神社』のお札には『安政四歳巳正月奉勧請高尾大明神』と記されています。言い伝えによれば、お札に書いてある施主15人の人達が、山梨県高尾の本社『高尾山穂見神社』から分祠(ぶんし)し、安政4年巳正月、この地を借用し祀ったのが始まりといわれています。
『穂見神社』を勧請(かんじょう)した安政年間には、『安政の大地震』が発生し、大津波の影響で塩害の被害を受け、凶作が続き住民は疲労困憊していました。こんな状況の中、住民は神仏の加護を願って五穀豊穣の御利益がある農業神の『高尾山穂見神社』を建立したようです。
昔の面影をとどめ、ひっそりとしてします。
CULTURAL RESOURCE DATABASE
ふじのくに
文化資源データベース
- 神社
- 沼津市
穂見神社(興国寺城跡)
所在地 | 静岡県沼津市根古屋古城359 |
---|---|
問い合わせ先 | 沼津市観光協会 TEL055-964-1300 |
著作権について
本サイトの著作権は、(公財)静岡県文化財団(アーツカウンシルしずおか)が有しますが、掲載されている画像、文章等の著作権は、制作者である登録者・登録団体に帰属します。文章や画像等の無断転載及び複製等の行為は著作権侵害にあたりますので十分ご注意ください。
免責事項について
「ふじのくに文化資源データベース」に掲載されている情報において、アーツカウンシルしずおかは利用者がこのデータベースの情報を用いて行う一切の行為について、何ら責任を負うものではありません。
また、当データベースは、予告なしに内容を変更又は削除することがあります。あらかじめご了承ください。